ワーキン妊婦の出産議事録

仕事も妊婦も一生懸命

ベビーは突然に…(余談)

やけくそ

ある時期、仕事で色々嫌なことがあり、やけくそになりました。

「くそぉ〜〜〜〜!!」となった訳です。

何というか、世知辛いというか…社会で働く女がぶつかる壁のような物でした。

 

で、家に帰って夫に泣いたり、そもそもお前が悪いと八つ当たりしたり…

そして、勢いで「えぇい、仕事なんてどうでもいい!野となれ山となれ!」となった時が3日ほどありました。

 

その3日の間に自分の人生を変える別の事件が起きていた訳ですね。

 

人生相談と人生設計

それから少し経って、中学からの友人の結婚式が地方であり、同じく中学・高校を共に過ごした友人と新幹線で向かっていました。 

30代女が3人も集まれば当然、結婚だの、出産だのの話になります。

 

「私、最近悩んでで、もういい歳だし子供産むならそろそろ考えないとと思うし、『一瞬だけ前向き』に考えたんだけど、やっぱりもうちょっとだけ仕事したいなって思い始めて。」

 

あーやこーや2時間くらい話していた訳です。(もはや無意味な議論だとは夢にも思わずに…)

 

そう。先ほどの通り、やけくそではありましたが、『一瞬だけ前向き』に子作りについて考えた時がありました。

しかし、またまたその後、会社役員との飲みの席でされた女性の働き方についての悪気ない会話に、「あぁ、出産したらやっぱりレールから外されるんだな。もう二度と今の景色は見られないんだな。」と落ち込みました。

なので、「やはりあともう少しだけ待ってほしい。今しか出来ないことを経験したい。」と、ある意味「やけくそ」では無い、前向きな意思を以って夫に再度談判した訳です。 

夫はすぐにでも子供が欲しいというポジションだったので残念がってはいましたが、常々苦悩している姿も目にしていたので、私の気持ちも理解してくれました。

人生は面白い

男社会の日本企業で、男性に混じって肩を並べて仕事をしていると、やっぱり女性ならでは苦悩があります。あまりフェミニストとは思われたくないですが、やはり、日本社会には根深いモノがあります。社会人になって痛感しました。人並みに人生に悩み、人並みに考えながら、歩んできました。

 

でも、私の場合、結局たった3日の「やけくそ」で、苦悩しながらも導き出した人生設計が反故になってしまったのです。

 

陳腐ですが、本当に「人生何が起こる分からない」

面白いなぁ、と思います。

 

後々、友人に打ち明けたところ口をあんぐりでした (笑)

あーやこーや話を聞いてもらったのに申し訳なかったですが、ネタ話になって良かったです。

 

今思うと、ベビーも「こいつは今逃すと『あと一年、あと一年』とズルズルといつまで経っても出番がない。」と私に代わって決断をしてくれたのかも知れません。